耐量子暗号への取り組み No.1

 

暗号における2030年問題

2030年までに他の暗号へ移行する必要がある問題になります。以下の表は各種暗号が2030年以降に対応する必要があるビット数を表しています。

暗号の2030年問題を引き起こす2つの要因は2つあります。
① 暗号強度指標が112ビットから128ビットへ移行
② 量子コンピュータによる既存の公開鍵暗号の破壊
つまり、2030年問題とは、量子コンピュータ登場に対しての対応ではなく、「量子コンピュータに耐える暗号へ2030年までに移行せよ」という世界的ロードマップに基づいています。 

現在、これに対応する暗号が耐量子暗号と呼ばれ、その中でも格子暗号が代表例になります。

 

格子暗号(Lattice-based Cryptography)とは

格子暗号とは量子アルゴリズムを使っても効率的な解法が存在しないと知られています。つまり、量子コンピュータが将来登場して来た場合でも、簡単にこの格子暗号は解読できないということになります。

TCGでも量子コンピュータが登場した場合でも、対応できるように格子暗号を搭載したTPM2.0ソリューションの仕様を間もなく提供する予定です。